目に留まったニュース記事から(2月5日) ~兵庫・明石市で「おむつセット定期便」(毎日)
おはようございます、森のすず社会福祉士事務所です。
週の真ん中水曜日、疲れがたまり過ぎないようにリフレッシュしながら、今日もぼちぼちいきましょう。
今朝、Googleアラートで届いたニュースの中で気になったものを取り上げます。
兵庫・明石市で「おむつセット定期便」 生後3カ月から計10回
家計応援、不安解消、虐待防止の「一石三鳥」狙う
毎日新聞2020年2月4日 19時38分(最終更新 2月4日 19時38分)
https://mainichi.jp/articles/20200204/k00/00m/040/196000c
いろいろと新しい取り組みを発表し取り組んでいく明石市ですが、今回も実用的なアイデアだとおもいます。
記事によると・・・
保護者が選んだ赤ちゃん用品(1回3000円相当)を生後3カ月から満1歳の誕生月までの計10回、自宅に届ける。家計を支援するだけでなく、子育て経験のある配達員と市が連携して保護者の悩みを緩和し、児童虐待も防ぐ「一石三鳥」を狙う。
3か月から1歳まで、毎月のように自宅に届くグッズはもちろん家計の足しになりますし、運んできてくれる配達員さんとの会話は、人と接することが減りやすい乳児の育児中には嬉しいものでしょう。
配達員さんがある程度固定して同じ人が来てくれると、さらに安心でうれしいような気もします。
子どもが生まれるというのは嬉しいものですが、一方で親の生活は激変します。当然ですが。
また、母親は出産前後にはメンタル面でもいろいろと変化があり、「産後うつ」という状況もあり得ます。
1人で育児を抱え込むと、社会からも離れてしまい、孤立したような気分にもなるでしょう。
まだ喋らない赤ちゃん、泣いてばかりだったり、昼夜の区別がない状態の新生児から乳児期は、親ひとり、ふたりで世話をするのは、なにかと大変なこともあるでしょう。
育児の中の「かわいい」と「たいへん」という感情は、同時に成立するものだと思います。
この「おむつセット定期便」は、家計支援・悩み緩和・虐待防止の一石三鳥と謡われていますが、それがもたらす効果は大きいと期待できます。
たくさんの方が利用し、配達の際にはいろいろな会話がなされ、受け取る保護者にとって楽しいひと時となると良いですね。
明石市の取り組みと言えば、児童相談所を開設し、弁護士職員をはじめ専門職をたくさん配置しています。
少し前にはひきこもり支援室を開設し、ここにも弁護士と福祉や保健の専門職を配置しています。
更生支援の取り組みも、数年前から行われています。
ほかにもいろいろ。
森のすず社会福祉士事務所の本拠地は明石ですし、市長は弁護士でかつ社会福祉士なので、その取り組みには当然注目しています。
美味しい魚介類、明石焼き、明石海峡大橋を臨む壮大な景色など、明石のいいところはたくさんありますが、暮らしやすい街として、これからますますいろんな取り組みをして、魅力ある地域になって欲しいと思います。
そして、明石での成果から、他の地域でも広く取り組みが展開されるようになるといいなぁと思います。