日別: 2020年5月16日

これからの生活に向けて。

こんにちは、森のすず社会福祉士事務所です。

明けない夜はなく、止まない雨もなく、まぁだいたいそんな感じで、今は暗くても、今は土砂降りでも、ぼちぼちといきましょうか。

 

振り返れば、2月ごろからザワザワとし始め、2月末には学校への休業要請があり、3月からついこの間まで、全国的に学校がお休み。その後、緊急事態宣言が4月7日から始まり、当初は5月6日まで。商業施設や公共施設は閉鎖が多く、外食産業は自粛要請で夜が早くなり、いろんなものが自粛になり、中止になりました。先日、一部地域を除いて緊急事態宣言が解除され、自粛要請も解かれ始め、徐々に社会に動きが戻ろうとしています。が、他国の状況をみていると、解除してもぶり返してくる様子もあり、しばらくの間は「コロナと共に」というのが現実的なんだろうと感じます。

ここ2,3か月の、このコロナに影響された社会や世界を見て、以下に私たちの生活がいろんなバランスの中で保たれていたのかを実感しています。対コロナの行動が、生物としての生命を最優先で守らなければならないのは当然なのでしょうが、それと同時に、私たちは生物としての命だけで生きてるのではなく、経済活動をし、お金を手に入れ、それによって生活物質を手に入れることを循環して生きている、社会的な生き物であるというのも実感しています。ここ最近、大手企業の店舗削減・事業縮小や、倒産のニュースを見ることが増えてきました。さまざまな支援策が打ち出され、金銭面の支援もなされようとしていますが、それでは間に合わない人、足らない人、それにすら当たらずに苦しむ人、いろんな状況があると思います。

何かに困った時、多くの人は、支援を受けることに抵抗を感じます。特に、経済的な支援については、抵抗感が大きいものです。家の中に入る訪問介護など訪問系の支援も、受け入れてもらうのに抵抗があらわれるのは良くある話です。でも、必要な時には「支援制度を利用できる」ということは、パワーであり強みであると思います。みんなにもらえる10万円では足らない人は大勢いると思います。食品や日用品の物価の上昇や、今までは必要なかった衛生用品の購入に生活費もかさみます。生活費を稼ぐために、働く時間が増える人もいるでしょう。働くところがなければ、何とかしてお金を手に入れなければならないでしょう。

躊躇しないで、相談しましょう。お金がないことや、仕事と生活のバランスが崩れて大変であることを。
役所、地域包括支援センター、社会福祉協議会、民生委員などへ。

『受援力』という言葉があります。

主には、災害の発生時などに、ボランティアを受け入れる力のことを言うようですが、それは「困っている時や必要なときに」「援助を求め」「援助を受け入れる」力だと読みとくことができます。

受援力を持つことは、生き延びるための知恵であり、パワーであり、ストレングスです。
援助を受けることは、大切な力です。

考えてみると、私たちは日ごろから、誰かの何らかの援助を受けています。身の回りにある何一つ、自分だけで得ているものはありません。誰かが作ったもの、だれかが整えたもの、誰かが持ってきたもの。それには対価をはらっているものもありますし、一見そうでないものもあります。いろんな関係の中で、もらったものがあります。もちろん、上げたものもあります。

私たちは、相互に依存して生きている、というのはごくごく当たり前にしていることです。

何が言いたいかというと、これから先、いろんなことで「人や行政に支援をしてもらう必要がある」という場面に、出くわしやすい可能性があるということと、その際には、どうか、ためらわずに「ハイ!援助が必要です!!」と言ってほしいこと。

もちろん、私も一個人として援助が必要な時には「たすけてーーー」と言おうと思います。
しかも、出来るだけ早めに。

幾らかの地域では、学校が始まりました。
親の経済的な課題や、感情は、子どもに影響を及ぼします。
生活費が見通しが立ちにくくなった、イライラして子どもにあたってしまいそう、子どもがとてもイライラして感情が爆発している、大人同士がギスギスし始めた、夜に仕事に出なくてはならなくなり子どもが放置になる、子どもの世話ができる余裕がない・・・いろんな変化が起こる可能性があります。もうすでに、おこっているかもしれません。
「今からしばらく」を乗り切るために、平常に戻るまでを乗り切るために、保護者のみなさんは『受援力』を最大に発揮してください。

学校には、最近はスクールソーシャルワーカーが何らかの形でかかわっている場合が多いです。
担任の先生、養護の先生、管理職の先生など、だれにでも、話しやすい人に、家庭での状況が変わっていて「困ったな」と思うことがあれば、相談をしてください。
スクールカウンセラーの先生にも、相談をしてみてください。
スクールソーシャルワーカーに直接相談できそうであれば、相談してください。

『こんな状況で、困っている、どうしたらよいか』と聞いてみてください。

その場でスパッと解決策はでないかもしれません。
でも、どのような支援が必要かを考え続けるはずです。

最後に、子どものみなさんへ。
世の中が、一気に予想もしないように変わってしまいました。
受験生の人、新入学生の人、それ以外の学年の人も、みんな心配なことがいろいろあると思います。
お家のなかのことも、疲れたり、嫌になったり、嫌なことがあったり、いろいろだと思います。
これから学校がはじまるのが嫌な人もいるでしょう。
心配なことがあったら、うまく話せなくてもいいので、家族や兄弟、学校の先生や保健の先生やカウンセラーさんに、「こまってるんだ」とか「なんか嫌な気分」であることを伝えてくださいね。
もしかしたら『みんな、同じように家にいたんだから、これぐらいで相談するのははずかしい』とおもったり、『「みんなも、我慢してるでしょ」っていわれてるから、我慢しなきゃ』とか思うかもしれませんが、気持ちのしんどさは人それぞれです。

あなたの心が重くて、一人で抱えているのはしんどいな、とおもったら、早めに相談しましょう。

もっともっと重たくなって、あなたが耐えきれないほどの重さになる前に、教えてもらえたらうれしいです。

 

だれにも相談できないなとおもったら、森のすず社会福祉士事務所はメールでお話はお聞きできますよ。

無理せずに、ぼちぼちといきましょう。

森のすず社会福祉士事務所
代表 社会福祉士 森保純子