髪染めをやめてみた。かれこれ半年以上になる。

峠を過ぎると、楽になる。

こんにちは、森のすず社会福祉士事務所 森保純子です。

40代も半ばになると…実際はもっと以前から、白髪になるのが早いほうで、髪染め歴は長いです。いつからやっているのかは、忘れました。

基本的に、美容室などが苦手なので、極力行きたくない派なので、自分で染めたり、仕方なく覚悟して美容室に行っていましたが・・・

防災関連の事業に昨年から取り組み始め、そのタイミングで、近藤サトさんがグレーヘアにした切っ掛けが、避難持ち出し袋にヘアカラーを入れようとしたのに気付いて、という話を聞き、考えました。

それ以前に、2年前、愛犬が年老いて、病気になり死んでしまいました。15歳前でした。10歳過ぎたぐらいから、だんだん黒い毛の部分が白くなり、顔も茶色かったのが白くなりました。おじいちゃんになってきたなぁ、と思い、そのころから、「タロさん」ではなく、「タロおじいさん」と呼ぶことが増えました。
歳を感じる呼び方に変えることで、飼い主である私も、愛犬が老犬になっていき、人生(犬生)はそのうち終わりが来る、という覚悟を徐々にしていました。

余談ですが、「ただいま、おじいさん」「おじいさん、いってきますよ」と言っていたので、ご近所さんは、人間のおじいさんと同居しているとおもったかもしれませんねぇ・・・

若々しくいることは、良いことだと思います。
元気はつらつでいることは、横で見ていても、気持ちが良いものです。

でも一方で、何時までも、20代ごろの元気はつらつさは、保てません。
骨格や内臓は、やっぱり、年と共に、自分なりに、それなりに、変化していきます。

仕事がら、人生の最終段階や、年老いていくことを受け止めるサポートをすることもあります。

最期は自然に、という表現も時々つかうこともありますし、聞くこともよくあります。

自然に・・・って、しかし、どういうものなのだろう?と思いました。

その一つを体験してみよう、ということで、髪染めをやめました。
災害時に染め続けられないだろう、というのも、すこし理由としてはありますが、それは、近藤サトさんの真似です。

髪染めをやめるき、辛いのは、伸びて来る白髪交じりの部分が、目立つ間ですね。
数か月・・・「染めよかな、やっぱり、染めちゃおうかなぁ」という気持ちと闘いつつ。
『なんで、この人、染めないんだろう』って思われてるのかな、という自意識と闘いつつ。

当初は、目立たないように、と隠すことをかんがえていました。

が、ある日、思いました。

もう、あえて、まだらの髪の毛を目立つようにしよう!

そして、あえて、白髪の多い後頭部下の方の髪の毛が露出するような髪型にしました。
別にそれで、誰がどうというわけでもなかったです。

峠を過ぎると、楽になる。

髪染めから自由になったら、一つ、悩みごとが減りました。
「いつ、染めよう、行こうか、自力か」を悩まなくなりました。

同時に、「私も、だいぶ、おばあちゃん(?)になってきたなぁ!」と鏡をみて思います。

同い年の人にそんなこと言うと、絶対怒られると思うのですけれど。

人体の老いを経験し、目視し、「歳をとるのはあたりまえ、身体が変わるのもあたりまえ」だと自分で感じ続けていたいと思います。
そういや、最近、目の見え方も違うし、記憶力もさがったし、集中力なんかないし、すぐイライラするし・・・どこが老化で、どこが疲労で、どこが持ち前の性格なのかわかりませんが。

なお、目下の悩みは、もっとグレーになるとおもってたのに、白髪の生え方がまばらなため、ええ感じなところと、ごま塩カラーなところがあること。

ここから先、思うことは、「早くもっと白くなれ」です。

まぁ、ぼちぼちですね。何事も。