こんにちは。森のすず社会福祉士事務所 代表の森保純子です。
関西で台風が、北海道で地震が・・・災害が続いています。
災害時にはいろいろと心配なことがありますが、その一つが健康のことや病院のこと。
とっさに避難した場合、薬をもって出られなかった・・・とか、例えば透析が必要であったり、インスリンの注射が必要であったり、災害が落ち着くまで待っていられない事情もあるかとおもいます。
そんなときは、避難先のスタッフ(行政、医療、そして社会福祉士などのソーシャルワーカー)に、医療的ケアが必要であることをまず相談してください。
災害の現場では、その状況に応じてさまざまな体制や連携がとられています。
とはいえ、非常事態では日ごろ通っている病院自体が被災していたり、開院していてもそこまで行く交通手段がなかったり・・・。
いろいろと調整に時間がかかることも予想されるので、早めに相談ををすることが必要です。
さて、医療面では、やはり気になるのがお薬。
災害時でなくても、いざというときのため、そして日ごろから安全にお薬を使うために、自分でできることは自分で備えておくことが大切。
その一つの手段が「お薬手帳」です。
これをきちんと使うと、お薬の重複や飲み合わせが良くない場合などに、薬剤師さんやお医者さんが気づくことにつながります。つまりそれは、自分の健康を守れることにつながるということですね。
お薬手帳の必要性は、1995年に起こった阪神淡路大震災での経験から認識され、その後広まってきました。
今回は、そんなお薬手帳について、ちょこっと考えてみました。
さて。
『お薬手帳』って、持っていますか?
通院時に病院・クリニックで見せたり、薬局に行くと「お持ちですか?」と聞かれたりしますね。
あちこち病院に行っていると、あっちで薬をもらい、こっちでもらい・・・
時には似たような薬を重複してもらっていたり、、、、
飲み合わせの良しあしも、どうなんだろう???
どこで、どんな薬を、どれほどもらっているのか?
そんな情報を一冊のノートに集めておけるのが『お薬手帳』だそうです。
なので、病院ごとに分けたりすると、良くないです。
通帳じゃないので。
薬局に行くたび、新しい手長をつくるのも、良くないです。
参加賞じゃないので。
1冊づつ順に使っていきましょう!
え? なくしちゃう??
そんな人には、最近はお薬手帳アプリもあるようです。
スマホを使っている人は、探してみてください。
お薬手帳をきちんと使って薬局や医院で見せることで、
重複したお薬がわかったりします。
お薬代の節約にもつながりますし、より安全にお薬をつかえることになりますね。
持ってない人は、薬局で『お薬手帳つくりたいです!』と言ってみましょう。
たくさん持っている人は、1冊に決めて、使いましょう。
面倒な人は、アプリを探しましょう!
ちなみに、例えば災害時、お薬手帳を持って避難することができれば、避難先での健康への配慮や薬の手配につなげることができます。
いざという時に頼りになるものでもあるんですよ。
最近では、お薬手帳のカバーに保険証カードや診察券を入れられるものがありますね。
病院に行くときは、必ず診察券や保険証を持っていくと思います。
それとともに、お薬手帳も携帯しておくと、複数の病院や薬局へ行く場合や、普段は行っていない病院に突然かかるときにも、安心。
日頃から携帯していると、外出先での万が一の場合にも安心です。
また、常時飲んでいるサプリなどがある人は、その名称を自分でメモしておくと良いと思います。
飲み合わせが不安になったとき、名称をきちんと伝えることは大切ですからね。
1人に一冊。
上手に利用しましょう。