ボッチャが楽しかった件~私もやってみたかった~

ボッチャ。ご存知ですか?

ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目です。(日本ボッチャ協会Webサイトより)

そう、ボッチャとは、スポーツの1種。ボッチャとは、パラリンピックの正式種目!

ボッチャを知る機会があったのですが、とても楽しそうだったのです。開催スタッフ側だったので、プレイできなかったことがとても残念。あぁ、やってみたかった。なんか、ものすごくいいプレイができそうな気がするのに!!と思うほど、面白そうで、簡単なようで…そんな、素晴らしいスポーツ、ボッチャを知ったことについて書きます!

こんにちは、森のすず社会福祉士事務所 森保です。

9月28日、兵庫県ではRUN伴が始まりました。尼崎から西宮を経て神戸へとランナーが駆け抜けてきたわけですが、同時開催で「ボッチャ大会」を実施しました。

そこで初めて見た、ボッチャ。実施するにあたり、事前に動画などで予習はしていたものの、画面で見るのと、実際に見るのとでは大違い。
もちろん、やってみるともっともっと面白さが分かったのかもしれませんが、応援も白熱です!
(開催側スタッフだったので、チームに偏った応援をしていたわけでもなく、それはそれで、もっと面白みが隠れているようにおもいます)

まだまだ知っている人が少なそうなボッチャ。
私も、見たことはあるけど、やったことがないボッチャ。
あぁ、あこがれのボッチャ。

そんなボッチャをみんなで楽しんだ、ボッチャ大会の思い出を記録しながら、ご紹介します。

そもそも、「ボッチャ」って??

一般社団法人日本ボッチャ協会さんのホームページを見てみましょう。 →こちら

日本ボッチャ協会のホームページによると、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツ、とのことです。

ちなみに、「ボッチャ」とはイタリア語で、ボールを意味する言葉だそうですよ。
かわいいですよね、「ボッチャ」。音の響きがかわいい!と、私は思います。

で、ボッチャは、球技です。
球技と言っても、打ったり蹴ったりするテニスやサッカーのように一つのボールを追いかけていくのではなく、ボールを使ったカーリングのようなスポーツです。

そう、ボッチャは、カーリングのようなスポーツです。
一つの目標球(ジャックボール)に、各チーム6球をどれだけ近づけられるかを競います。
目標級に向かってボールを投げたり、転がし、相手チームの球にあてて動かしたり。
カーリングと異なるのは、目標は最初に投げられるジャックボールであり、それをどこに投げるかから戦略だそうです。
また、カーリングと異なり、床をこする動作はありません。ボールを手から離したら、あとは自分のコントロールを信じるのみ。ボールはコロコロ、ポテポテと、進むべき方向へ向かって跳ねたり転がったりしていきます。

ボールを転がすための意思表示ができると、参加可能。
肩や手の可動域に制限がある人は、専用の転がすようのスロープ台を使用することも可能です。
どの角度で、どんな強さで投げるのか、それを決めること自体が、ボッチャの勝敗を握ります。
助走も必要なく、人との接触もないため、車椅子に乗っていても、酸素等を使っていても、安全に参加できます。

そんなボッチャ。
基本的に球技が苦手な私でも、「やってみたいかも・・・」と思わせる魅力があります。

見ていて思ったボッチャの魅力

頭脳戦なんですよ、ボッチャって。

もちろん、コントロールが良いことも必要ですが。

ジャックボールが投げられたあと、赤・青を6個ずつ持つ各チームは、最初にそれぞれ1球ずつ投げます。もちろん、白球めがけて。
そして、その後は、白球に最も近い球のうち遠いほうのチームが、次の球を投げます。
この動作が、各チームの持ち球がなくなるまでつづけられるわけです。

判定は、白球に接しているか、白球に近いチームの方が勝ち。
点数は、負けたチームの白球に近い球よりも、勝ったチームの球がいくつ白球に近い位置にあるかで判断され、1-0から6-0になります。
両方のチームが接している場合は、1-1の引き分け。

白が目標球。赤と青のそれぞれ1つずつが白に接している。球が密集して、とても盛り上がったゲームでした。

1球投げるごとに、注目は球の行方、転がり方。
「とまれ!とまれ!!」と念じる気持ちが声にあらわれたり、「いいかんじ、いいかんじ!」と励ましたり、中には「えぇ!?!?なんで??」という投球があり笑い声が聞こえたり。

相手の残りの球、それぞれの球の位置、ボールの感触と床の転がり具合など、さまざまな条件を考えて、「ここは、敵のあの球を跳ね飛ばそう!」と強めに投げたり、わずかでも白球に寄せていけるように高い位置から落とすように投げたり。
勝つためには、作戦が必要な競技。

そのあたりは、カーリングと似た面白さがありますね。
見ている方も、ハラハラどきどき!

こんな感じでやってました

コート設営。みんなでサイズを測って、テープを張りました。「これと同じサイズのコートで、パラリンピックでもプレイされます!」という説明に、みんなの気持ちもすでに世界で戦うプレイヤーです。
出来上がったコート。まっすぐな線が美しいです。
ゲームがそろそろ始まります。緊張のスタンバイ時間。
いくらか投球練習をして、いざ本番。最初の内は遠くへ転がってしまうことも多かったのですが、徐々に上手になってきました。
接戦の場合、しっかりと確認が行われます。時にはメジャーを出して距離をはかることも。

 

おわりに

あぁ、やりたかったなぁ、ボッチャ。みてるのも面白かったけど、やっぱりやると、やった感がありますよねぇ。やりたいなぁ。

 

 

参考:一般社団法人日本ボッチャ協会 http://japan-boccia.net/