日: 2018年10月18日

防災とその時の心構え

さて、10月も後半が始まりました。
バタバタしていると、あっという間に冬になりそう。
さっきまで、夏だったのに。

夏と言うと、今年の夏は関西でも本当に災害が多く、あまり想定していなかった場所での大雨や台風による水害がありました。

そういえば、大阪の北部で発生した地震では、私も朝の通勤電車にいて、2時間少々下りられなかったこともありました。
あのときに思いました。災害は、いつ起こるか、誰にも分らない。そして、朝のラッシュの時間だろうが、トイレに行きたい時間だろうが、災害は遠慮してくれることはない。。。

 

防災の取り組みは、昔から「避難訓練」というものはありましたが、最近では、スマホに一斉に訓練アラートが流れたり、広範囲での避難訓練を実施するなど、いろいろな取り組みが行われています。

 

教えられることも、基本的には昔の「地震の時は机の下にもぐる」なのですが、今の説明の仕方は

まず低く(Drop!)

頭を守り(Cover!)

動かない(Hold On!)

の3ステップ。

 

私の世代は、「地震の時は机の下にもぐる」なので、それはそれでいいと思うのですが、しかし、実際に今揺れたときに、それができるかというと・・・。

たぶん、できません。

 

たぶん、『え??本当にもぐるの? どうしたらいい??どうしよ??え???』みたいな状態で、右往左往してしまうでしょう。

いざというとき、普段頭でわかっていても、できないものです。

 

でも、日ごろからやっていると大丈夫。

月に1回ぐらいは自分でも、とっさに机の下にもぐる練習、というのをした方がいいように思う今日この頃です。
大人になると、やる機会がすくないので、その辺、自発的にやることが大切です。

 

いくつか、避難時に大切なことを記しておきます。ご確認ください。

風水害のとき

・警報がでたら、家の近所の避難所の開設情報などを確認する

・テレビやラジオなどで、台風進路や雨の状態などを確認しておく

・避難準備・高齢者等避難開始メールがきたら、自宅に高齢者等がいる場合、避難を開始する
その場合、一人で移動せず、必ず複数で。長靴は水が入ると動けなくなるから、はきなれた運動靴を履く。濡れるのはしかたない!

・薬・お薬手帳が必要な人は忘れずに。

・水が出ている場所をあるくときは、棒などで歩く先を確認しながら歩く。マンホールが開いていたり、用水路が分からなくなったりしていると、転落する。

 

地震

・緊急地震速報を受信したら直ちに安全な頑丈なものの下に隠れる。まず低く、頭を守り、動かない!

・被害の状態は、メールや速報等で確認する。津波が来るようだったら、すばやく逃げ始める。海側から遠く高いほうへ。垂直避難。

・洪水は水の勢いが強いので、膝まで程度の水でも歩くのが困難。無理に横移動しようとせず、高い頑丈な建物にいる場合は、そのまま高層階にとどまることも考える。

 

災害は、誰にでも関係のあること。

日頃の心がまえと準備が、いざという時に身を守れることにつながります。