おはようございます、森のすず社会福祉士事務所です。
春ですね、生暖かい朝です。
3月11日。
今の日本は、新型コロナウィルスで先行き不透明な状況に不安感がありますが、今日も一日が無事に過ぎていき、また明日の朝いつものように新しい一日が来ますように…
というのを、朝起きて水道からお湯が出て来るありがたさと共に思いました。
落ち着いて朝の温かい珈琲が飲めることは、とても幸せことなんだとおもいます。
普段は、忙しさの中にそんな感覚は後ろの方へ追いやられていますが。
東日本大震災から、9年。復興はまだまだという話を聞き、報道を目にします。
阪神淡路大震災からは25年が経ち、神戸の街は25年もたつと震災の様子は一見感じられないほどに、新しく変わりました。
でも、建物や街並みのぱっと見の新しさには映らない、変わってしまってまだ戻っていないものは、いろいろあるんだ思います。
もちろん、その時へ時間は戻せないので、時と共に人は年をとり、生活環境も変えていくものであり、制度も変わり…。
さて、あれから9年。
私は2年前から、兵庫県の防災と福祉の連携促進モデル事業のお手伝いをさせていただく機会を持っています。
その研修の中では、これまでの発災時や防災時に、避難や避難生活に支援が必要な方への対応や配慮がなされていなかったことを省みて、これから私たち福祉専門職がすべきことと、また、私たち地域住民ができることを伝えています。
東北3県で犠牲になられた方は、要援護者要支援者についてみてみると、在宅生活なのか施設生活なのか、どんな場所に立っていた施設なのかなどで、被害の状況が変わっています。
完璧に安全な場所などありはしないからこそ、日ごろからどう備えるか、その場のリスクをどう理解しているのか、そしてどう判断するのかは大切なことなのだとおもいます。
起こったその場だけで判断し、命をまもることは難しい場合も多いです。
完璧な備えはありません。でも、備えがあることは、ないことと比べると大きな差です。
未来に備えて、私たちはこれまでの出来事から学び、未来を作るために行動していくことが大切です。
そしてもう一つ、東北にしろ、阪神淡路も、熊本も、ほかにもいろんな災害がありました。地震だけでなく、風水害も。
それらによって生活が変わってしまった人や地域、心に重荷を負った方への支援の在り方、みんなの協力の仕方はこれからも考えていくべきだとも思います。
1人1人ができることは、本当に小さいものです。
でも、協力し合うこと、一緒に考えていくことで、少しずつでも未来は安全なものに変えられる・・・そんな風に思います。
できることから、できることを、やっていきたいと思います。
さて、今日もぼちぼちと頑張ります。