知ってもらうことは協力者を得ること(2019年第17週)~週に一度はカレーの日
こんにちは。森のすず社会福祉士事務所 森保@一応所長です。
私は毎週月曜日がカレーを食べる日で、翌日(火曜日)にカレーブログを書いています。
私が月曜日をカレーの日に制定したのは
- 月曜日が楽しみになる
- 海軍カレーは金曜日ですが週末は人と外食する機会が多いかもしれない
- 曜日を固定すると曜日を認識する指標になる
- なぜカレーかというと、認知機能の低下予防にカレーがいいらしいので
- なぜカレーかというと、単純に好きなので
などなど、そんな理由からです。
カレーはもともとインド料理ですが、すっかり日本に根付き、いろんなカレーがありますね。
今週の月曜日も楽しくカレーを食べました。
知ってもらうことで協力が得られる(2019年第17週)
昨日はカレーライスではなくて、カレーパンでカレーの日。
昨日は妙に忙しくて、午前中の打ち合わせが長引き、ランチタイムはなく午後の会議と研修に参加し、その後夕方になって、やっとランチタイム。
もう晩御飯の時間に近い(けど、まだディナータイムは始まっていない頃)で、夜も会議があったため、カレーをどうしようかと思ってはいたものの、とりあえず時間調整もかねて、コメダ珈琲へ。そこにあった、「カツカリーパン」はカリーだから十分カレーだなとおもって、昨日のカレーの日はカレーパンでした。
最近、私がカレーの日を制定して、毎週月曜日にカレーを食べていることは、私の知り合いには周知されてきています。そりゃ、3年を超えるぐらいの取り組みになってきていて、SNSで毎週報告をしているので、そうなりますね。
しかし、この周知するということにより、ちょっとした経験ができています。
① 食べ忘れている(SNSにアップしていない)と『今日はカレーはたべないのですか?』と声をかけてもらえる。
② 今日はカレーの日ですよね~、ご一緒します。と、一緒に食べに行ってもらえる。
この2点、協力してもらえる体験ができました。
①については、「お薬のみましたか?」とか、「今日の集会は参加どうしますか?」とか、リマインダーのお声がけ。②については、一緒に過ごせる人や、人の輪が広がること。これらのことって、例えば地域で「見守りしましょう、声掛けしましょう、声かけあって活き活き体操に行きましょう、ふれあい食事でみんなで食事をしましょう」っていうのにつながります。
もし、私が、月曜日はカレーの日です!!カレー食べます!!というのを宣言せずに、一人でこっそりやっていても、誰も気にはかけてくれないでしょう。だって、外から見て、わからないんだから。「周知する、告知する、宣言する」ということで、周囲の人に知ってもらうことで、①や②の働きかけをしてもらえるきっかけになっているわけです。
知ってもらう、というのは、相手の行動を引き出すのには絶対に必要なことです。
知ってたらできたのに。知らなかったからできなかった。
言ってくれたらよかったのに。
言ってもらえないとわからない。
そういうのは、ちょっと考えると当たり前のことです。
とはいえ、福祉分野での「知ってもらって、気にかけてもらったり、声をかけてもらう」というのは、その「知ってもらう」がセンシティブに思えることが多いために、ハードルも高い場合がありますね。カレーを食べることなら宣言して、みんなに見てもらったらいいけれども。
なので、簡単に「カレーでそうなのだから、あなたも、周囲に、自分はこうだよ!!と言えばいいよ」というのは、簡単には言いにくいのですが、それでも、『知ってもらう』をお互いにできる状況にするのは、大切なんだと思います。
昨日の研修は、主催者側スタッフで、30分ほど地域啓発について説明も行いました。地域の中で、高齢者や障害者が、支援が必要なことについて、自分の情報を開示することには、まだまだ抵抗がある方も多いかもしれません。高齢者や障害者でなくても、支援が必要な人、助けてほしいなと思っている人、困ったなと思っている人が、「助けてほしい、手を貸してほしい、こまったな、なやんでるんだけどな」を気軽に言うことは、特に今の時代はむずかしいかもしれません。とはいえ、人類は助け合ってお互い様で社会を作ってきたのだから、これからはより一層お互いに理解しあってお互い様であれるような世の中になればいいなと思います。
「毎週月曜日はカレーを食べるんです!忘れていたら教えてください」という気軽さのように、自分のしたいこと、すべきこと、してもらいたいことを、いろいろ言ってみることができる世の中であったらいいなぁとおもうのです。
週に一度はカレーの日。
今回はこの辺で、また来週。
『週に一度はカレーの日』は毎週火曜日更新予定です。(たぶん)