読書7:『「考えること」リスト』
今年は読書&記録をやっていきたいと思います。森のすず社会福祉士事務所 森保です♪
2019年の感想文7冊目は→ 『あなたの思考に革命を起こす!「考えること」リスト 中島 孝志 (著)
最近、あまり使いたくない言葉ではあるのですが、『忙しい』を連発しています。何が忙しいって、次々と考えないことがあり過ぎて・・・ありそうな気がしていて、気持ちが忙しいんです。考えても考えても、ぐるぐるぐるぐる、終わりは来ません。答えもみつかりません。進歩もないような気がします。そんな調子で、ずっとぐるぐるぐるぐると、忙しいのです。頭の中が。
そこで、コンビニで見つけたこの本を買ってみました。普段、あまりコンビニでこの手の本は買わないのですが、何となく気になって。たまには、違う行動をしてみようかな、と思って。
いや、コンビニで見つけた時は、実のところ、「頭を休めたいのに、なんで『考えること』を増やすような本を買う必要があるのだ?」という、もう一人の自分の問いかけはありました。一度は、本を棚に戻しました。でも、もう一方の自分が「いやいや、ぐるぐる非効率な考え方をしているから、いつまでたっても頭は休める時がこない。一度普段しないようなことをしてみたらどうか?」と問いかけました。
私は、後者に従って行動をすることにしました。
というわけで、この本が手元に来て、それから数日間は机の上に積まれていましたが、薄い本だったこともあり、電車移動で読むのにちょうどいいと思いもって出て、移動の合間を使って2日で読みました。
内容は、どこからでも読める、確証を短くまとめ34項目、いろんな考え方や視点についてまとめてあります。気楽に読める1冊。
内容は、ロジカルシンキングと、クリティカルシンキングについて、です。
私は、『ロジカルシンキング』というの、大好きです。これまでも何冊か読みました。ロジカルに考えたい!という気持ちは、常々持っています。でも、実際のところ、それを貫くのは難しく、感情や直感に左右される部分は多いです。
が、この本を読んで、必要な場合、適切な部分で、ある程度の直感や感情を働かせることは、大切なんだなぁと思いました。ロジカルだけでやっていると、人の納得や満足や安心にはつながらないですから。そういう考え方を、クリティカルシンキング、という、と。φ(..)メモメモ
そう、感情に流されるのは良くない。きちんと検証するとき、確認するとき、考察するときは、ロジカルである必要があります。一方、感じ取るとき、情報を集める時、聞き取るとき、お話をするとき、ロジカルを優先するのではなく、相手や対象の感情や状況に沿った対応というのはとても大事。
とかなんとか、読書して思ったわけです。
が、振り返ってみると、本を買う時。
「頭が疲れているから、考えることリストなどという、頭をより使うような本は買うべきではない」というのはロジカルに考えると妥当で、一方「いやいや、ぐるぐる堂々巡り状態で考えているんだからこそ、新しい風を入れてみてはどうか?普段読まない本を読んでみてもいいのでは?考え方が整理できるかも?」という、やや直感と普段と違うことをやってみるという、ちょっと斜めからの発想はクリティカルな考え方だと思います。で、今回はクリティカルを行動に反映させて、本を買ったということですね。
無意識に、ある程度はやっていることなのかもしれません。
それを、きちんと言葉にして、ロジカルに伝えるとこうなるんだな、ということが分かった本でした。
で、ぐるぐるぐるぐると止まらない頭の中ですが、相変わらず、やるべきことは次々と現れ、考えることも次々とあるのですが、言語化された思考法を読んだことにより、すこし表現方法が増えたような気がしているので、すっきりした気がします。
考えるのに疲れている方は、一度読んでみてください。
- あなたの思考に革命を起こす!「考えること」リスト
- 中島 孝志 (著)
- 出版社: ゴマブックス (2014/3/4)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4777124827
- ISBN-13: 978-4777124824