計画を立てることは好きです~計画立ててやってみてズレたらまた計画を~

こんにちは。森のすず社会福祉士事務所 森保です。
2019年。始まりました。

年始になると、新しく目標を立てて何かにチャレンジしてみたくなる気持ちがわきませんか?
私は、熱しやすく冷めやすいので、長続きはあまりしませんが、目標を立てることは好きです。
計画を立てることも、大好きです。

そういえば、テスト勉強中は、とりあえず「計画を立てよう」というのを度々やっていました。
計画を実行しつづけることはなかなかできませんでしたが・・・

計画を立てる、というのはとても魅力の多い行動だなぁと思うわけです。

 

私の今年の計画は・・・・秘密です。

 

ところで、この「計画を立てる」という行動。
何気なくやっているかもしれませんが、いろいろ理解したり推測できないと不可能な、実はけっこう難しい行動です。

 

まず、計画を立てる、ということは、何かに「目標」があるはずです。
目標も目指すものもなにもないのに、計画だけを立てるということはないでしょう。
「わたしは〇×△*のために、計画を立てたいです。手伝ってください」といわれると、『その、〇×△*って何なの?』っていうのは必ず尋ねると思います。
それが、東大へ入りたいのか、月へ行きたいのか、はたまた、カレーを一人で作れるようになりたいのかによって、やるべきことは変わってきます。
当然計画内容は大きくちがいます。
「目標」を立てる、ということができなくては計画づくりははじまりません。

 

次に、計画を立てるためには、目標までの見通しがもてなくてはいけません。
例えば目標を「火星に移住して火星人の彼氏を作る」としたとして、ほとんどの人は具体的な計画を立てられないように思います。
もちろん、計画が最初からすべての過程において緻密である必要はないので、①ロケットにのって宇宙に出る、②火星にすむ、③火星人と合コンする を計画だと言えばそうかもしれませんが、それを見て行動できるような計画にはなっていません。
計画はやはり、それにそって行動を進めていけなくては意味がないですから、目標にそってある程度の見通しをもてることは大切です。
たとえば、カレーを一人で作りたい場合、①材料を選んで買いそろえられるようになる、②材料を切ったり調理器具をそろえたりできるようになる、③調理の手順を覚えて繰り返し練習する・・・などでしょうか?

これらの手順は、もっと細分化して考えることができます。
もしこの目標をもった人が、買い物に行ったことがない場合は、お店に行き人参を買うところからスタートです。
適した肉の選び方、食材の鮮度の味方、必要なスパイスの選び方なども、順に教わっていくことになるでしょう。
たいていカレーを作れるようになるのに計画をたてて行動することはないと思いますが、もし、あなたが誰かにカレーを一人で作れるように伝えることを計画表に書き出しなさい、とそれなりにはできるのではないでしょうか?

とはいえ、見通しを持つ、ということも実はけっこう難しいものです。

たとえば、時間的な予測ができるか否か・・・これだけをするのに、どれほどの時間がかかるのかを予測するのは、経験とその人の持つ力と未体験の部分の予測が必要です。
例えば、「社会福祉士の試験に合格する!」ということを目標にした場合、当然勉強の進め方を計画するわけですが、その場合、「高齢者福祉の分野はこれぐらいの勉強時間、勉強が必要」「障害者福祉の分野はこれぐらいの勉強をしないといけないかな」と推測するわけです。
それは、今現在の自分の知識や経験の量と、過去問とといてみて必要な点数との開き具合などをみて考えるものでしょう。
そこが大幅にズレ、たとえばごく甘く見てしまうと、計画通りやっていてもぜんぜん必要点に達さないということになるかもしれませんし、逆にシビアに考えすぎると、特に働きながらこなすのは難しい勉強量に思えてしまい「こんなの無理」ということになったり・・・。

人の能力よりも、自分の能力を考えながら計画をたてることって難しい気がします。

計画を立てるのが苦にならず、小さなことでも見通しをたて、道筋を考え、手順を考える癖がつくと、仕事をする上でとても便利に思います。
介護・福祉の世界でもPDCAという言葉は頻繁に出てきます。
施設運営でも、個別支援でも、PDCAは大切だと。
私もそれはそうだと思います。

しかし、実際のところ、PDCAをやっていますか?というと、なかなか・・・・良い答えは返ってきません。
個別支援の場面では、個別支援計画がたてられ、定期的に評価がなされているはずですが、それが本当に利用者さんのためになるものとなっているかどうかはわからないな、と。
プランを立てるためのプラン、書類として必要だから立てるプラン、そうなっていることも少なくないのではないかと思います。
それはそうだとしても、でも、計画をたてる、実行する、見直す、修正する、もう一度やってみる・・・というこのPDCAのサイクルは、大切です。

習慣になるものだと思います。

何かをするときに、見通しを立てる、手順を考える、やってみる、手順通りにいっているかどうか確認する、ズレていたら調整する、やってみる・・・

この繰り返し。
大切なのは、この繰り返し。

でも、この繰り返しを続けることは根気がいるし、ズレてきたらだんだん嫌になる・・・

 

大丈夫、ズレてきたらまたそこで、きちんと計画を立て直せばよいのです。ね??

さて、今年の目標を手帳に書いてみようかな。
目で見てチェックできることは、いずれ達成感にもつながるかな、と思います。