日: 2019年12月7日

【歯とはぁとの話 1号】食いしばり

歯医者さんに聞いてきた!歯や口に関するあれこれを、「歯とはぁとのお話」としてまとめることにしました。
第1弾は「食いしばり」のお話。

 

みなさんは、「食いしばって」いませんか?
人生の坂道に差し掛かると、食いしばって耐えしのぐこともあるわけですが・・・
日頃から無意識に食いしばるようになると、歯や身体にいろいろ影響があるようです。

 

ふと我に返った時、歯の噛み具合を確認してみてください。
奥歯の上下がくっついていたら、食いしばっている可能性あり。

リラックスしているときには、奥歯がくっついていないポジションが本来の姿のようですよ。

ちなみに、私は最近、しっかり奥歯の上下がくっついていますし、けっこうな力で噛んでいます。

 

また、口のなか、下あごをのぞいてみてください。

下の歯の裏側の歯茎の部分、ポコポコと膨らんでいませんか?
これは、下顎隆起(かがくりゅうき)と言うそうで、力がかかって変形しているんだとか。

このぽこぽこが発達してくると、将来、入れ歯を作らなければならないときに、邪魔になり、作れないそうです。

私「私もぽこぽこなってます!将来、入れ歯つくれないの、困ります!!」
先生「・・・。入れ歯作るの前提にせず、今ある歯を大事に、抜けないようにケアしてね。」
私「そりゃそうですよね。」

より一層歯を大事にしなければ!

 

食いしばっていると、それだけ歯に負荷がかかっていることになります。
なので、歯にヒビがはいったり、欠けたり、治療している歯だと詰め物が取れたり・・・。
歯が壊れてしまう原因になり、良いことないです。

なんでも、歯をかみしめる力は、体重の重さほどになるんだとか。

他にも、肩こりや頭痛などを引き起こしているのは、食いしばりが原因かも。

 

食いしばりの原因は、いろいろ考えられるようですが、ストレスとも密接なんだとか。
人生の坂道・・・食いしばって耐えていた時に、「食いしばること」を身体が覚えてしまい癖になり・・・。
その結果、もう食いしばって頑張る必要がなくなっても、口元だけは食いしばった状態なんだとか。

 

ということで、どうすればいいのか・・・。
もう一度、「食いしばらないこと」を身体に覚えてもらう必要がありそうです。
生活の中で、事あるごとに「よし、噛んでない!」を確認するために、歯に注意を向ける。
噛んていたら、緩める。
ストレスは、解消に努める。

 

それでも、噛んでしまう!!というときは、歯医者さんでマウスピースを作ってもらうのも手。

ひとまず、下あごのポコポコを見つけたら、歯医者さんに相談がいいですね。

人の下あごを覗き込む機会なんてそうあるものでもなく、人と比べる機会もありません。
無意識に食いしばっているから、それ自体自分でも気づきにくいものです。

長い人生、自分の歯を大切していることは、とても大きな財産を持っていることになると思います。

 

チラシにまとめました。どうぞご覧ください。

PDFはこちらから ↓

歯とはぁとの話1号食いしばり