日: 2019年6月20日

歯医者さんのはなし~約束しないと自発的には行きたくないので…

歯科通院を再開したのは、2月ごろのこと。被せていた歯がとれ、しかも飲み込んでしまい、仕方なく歯科通院を再開した。その後、4月には新しい被せ歯を作ってもらい、ご機嫌に過ごしていたのだが、5月下旬…またとれて、しかも飲みん込んでしまった。私の歯科通院は、まだまだ続く…。

こんにちは、森のすず社会福祉士事務所 森保純子です。

歯科通院が苦手です。たぶん、苦手な人は多いと思います。虫歯のない人が心底うらやましい!

苦手なことは避けて通るタイプなので、極力歯科には行きたくありません。放置していても治らないことはよーく知っていますが、何かといけない理由を見つけては、避けたいのです。

以前に通院したときも、「はい、じゃぁあとは、3か月ごとに、歯のクリーニングにきてくださいね」みたいなことになり、「また、時期のはがき出しますから、予約とってくださいね」となり、はがきは頂きましたが…。

だって、極力行きたくないですもん。

そんなことで、定期健診も放置して半年ぐらい過ぎた頃、よく行くレストランで歯科の先生を見かけました。もしかしたら、いや、きっと、先生は私に気づいていないと思いますが…気づいていなくて全然OKなのですが、しかし、、、心に負い目がある私としては、非常に気まずい思いをしました。そのお店に行くたびに、なんだかドキドキです。その後、2度ほどお見掛けしましたが、その度に心の中で「ごめんなさい、ごめんなさい、歯は大丈夫です、ちゃんと磨いてます…」と呪文のように唱えてました。

が、ある日、小さな事件が起こりました。粘着力の強いキャンディーを食べたところ、見事に歯がはずれ、あげくに飲み込んでしまったという…。

いや、本当は、外れた時は、手元にあったのです。その後数日間、被せて使ってたんです。見た目のために。で、うっかり食事をし、うっかり唐揚げとともに飲み込みました。

さすがに、体内を通過したものを探し出し再装着なんて、考えるだけでもどうかしてるので、仕方なく行きました。

その前に、かなり、友人にエンパワメントされています。「もう、同じ歯科には、申し訳なくていけないよー」とぐずる私に、友人たちは根気よく、大丈夫な理由を挙げてくれました。

『腕がよかったんなら、気にせずに予約入れていけばいいよ』

『大丈夫、歯医者さんは最近多いから、戻ってきてくれただけでも、うれしいって』

『私も長いこと、検診の時期から行ってないけど、平気で後から行くし』

などなど。

合理的な意見と、業界動向を視野に入れた助言と、自分の体験談。

いろんな意見に押されて、勇気を振り絞り、予約を入れました。
その結果、特に問題なく予約がとれ、とれた歯の治療と、他の傷んでいる部分の治療も始まりました。

よかったよかった。

治療方法や、歯の使い方などについて、歯科の先生はいろいろと話をしてくれて、なるどなぁと思います。
「先生と呼ばれる職業の人は、何千人も見てきて・・・」という話は、以前ブログでも書きました。
いろいろと、ためになる時間です。

そして、今の私にとっては、自分の身体に集中できるのは、歯科の診察台の上にいる時ぐらいなので、とてもリラックス(?)できる時間でもあります。

治療が始まる直前までは『あの案件、どうしようかなぁ…』とあれやこれや考えていますが、いざ始まると、「いたいか?いたくないか?噛み合わせどうだ?」など、先生の質問が飛んできます。『んあぁ、、んあんあ、、んぐっ』と意思表示をしながら、自分の口回りに集中しなければなりません。

スマホからも、離れられる時間です。

そして、4月の終わりごろだったが、5月の連休中だったか、とても良い感じの被せ歯ができました。ぴったり!なんの違和感もない!!

ご機嫌に次の予約をして帰り、その次は、被せた歯の横の歯を治療してもらいました。これまた、良い!いい感じ!! 実は、あとで鏡をみて治療跡を確認しようとしたのですが、どの歯を触られたのか分からなかったぐらい、ナチュラルな仕上がり!いまだに、どれをのどこを治療されたのかわかりません。

そして、事件は起こりました。

慌ただしく昼ご飯をたべていた、忘れもしない5月28日火曜日のランチタイム。堅く、粘着力が多少あり、大きな塊を、3度ほど噛んで丸のみしたら、あら不思議!歯が消えてる!!・・・・という事態が。

まだ1か月も使ってなかったのに。

おそるおそる歯科に連絡し、どうしたらいいか聞くと(どうしたらもこうしたらも、ないわけですが)、次の予約の時に相談しましょうということになりました。

その後、今現在、歯科でその場で作ってもらった仮歯をつけてもらっています。

「おこられるかなぁ・・・」と恐る恐る通院したのですが、衛生士のお姉さんから「どうしてたのですか?」と聞かれただけで、他は誰もそれには触れませんでした。

まぁ、おこられても、飲み込んで、排出されて、流れていったであろう物体を取り戻すことはできませんし・・・

しかし、その後も、今日も、歯の使い方が荒っぽく、すぐに欠けてしまい、あごの骨も変形をしていることについては、行くたびに、先生から、治療と歯の使い方についていろいろと教えてもらってます。

もしも、私が幼少のころからの歯科医が今の先生だったら、私の歯ライフはもうちょっと違うかったかもしれないなぁ…とおもいます。

(年齢差を考えると、それは無理な話ですが)

いずれにしても、専門職との出会いは、運にかかってますが、いくらかの分野は患者側に選択権があります。選べるときには、自分がいいなとおもえる専門職を選ぶことは大切なことだなぁとおもうわけです。

選べない時もあります。だからこそ、専門職は、その職業倫理をきちんと持ち、技術を磨き、患者さんや利用者さんに分かり易く説明し、なっとくできるような対応をもとめて、研鑽すべきだとおもいます。

余談ですが、私は歯医者さんを「じゃぁ、あとは定期的に見せてね」と言われた瞬間に、もう行かない・・・となるのですが、約束していると守れるので、できる範囲の先の予約を入れて、かならず行く環境をつくろうと思います。

自分ができるようになるために、工夫は必要ですね。