読書10:『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 』

今年は読書&記録をやっていきたいと思います。森のすず社会福祉士事務所 森保です♪
2019年の感想文10冊目は→ 『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 』 

宇宙兄弟は、読んでます。
なので、まず平積みされていた本の表紙に目が留まりました。
たぶん、タイトルだけだと、気づかずに素通りしていたかもしれません。

もし、素通りしていたら、人生のいくらか・・・少なくとも、感動する体験の1度は失っていたことになります。
表紙がムッタでよかった!

私は宇宙そのものに、そんなに惹かれてはいません。
そもそも、視力が悪いので、星がほとんどみえていません。
月もぼんやりな気がします。

そんな私でも、面白く思いました。
そこには、月に行くまでの、宇宙へ人がロケットを飛ばすまでの、さまざまな人の努力や思いや競争や悔しい思いをしてきた歴史が詰まっていたので。

幼いころ、誰かから聞いた言葉が、印象に残っています。
『人間が想像できることは、できるらしいで。って誰かがいいうとったらしい。知らんけど』
この関西弁(本当は播州弁)の会話の、この部分。
今でもしっかり覚えていて、私がソーシャルワークをする際のよりどころの一つになっている気がします。

人間が、想像できることは、きっと実現できる。
人が、幸せになろうとする気持ちがあれば、きっとできる。
そんな感じに。

しかし、その出典は長らくわかりませんでした。
まぁそもそも、探そうともしていなかったのですが。

発見は、突然やってくるものです。
思いもかけない時に、答えがみつかったり、探し物がみつかるものです。
そういえば、「夢の中へ」でも井上陽水さんがそんなことを書いていらっしゃいましたっけ。

その答えは、この本の中に書いてありました。
ジュール・ベルヌの言葉として。

私にとって、これが誰の言葉であったのかを知れただけでも、この本を買い開いた価値がありました。
しかし、最後まで読んでみると、私が思っていた以上に人類は宇宙の遠くまで行っていて、いろんな発見をしていて、それを実現するのに、表舞台に立つ宇宙飛行士だけでなく、いろんな人がいろんな形でかかわっているんだなぁ・・・と言うことが分かりました。

「多職種連携」とは、福祉の中でも重要視されるものですが、宇宙へのプロジェクトでも当然におこなわれているものでした。

福祉と宇宙は、一見あんまり関係ないような雰囲気ですが、福祉に役立てられる視点は、この本の中にさまざまにありました。

まず、想像すること。
諦めずに考えること。

 

なぜ生まれたのかを考えること。

なぜ、存在しているのかを考えること。

それは、私たち福祉職の仕事の中でもよくあること。

 

いろんなことを思う1冊でした。

 

 

宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八

小野 雅裕 (著)

  • 新書: 274ページ
  • 出版社: SBクリエイティブ (2018/2/6)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4797388501
  • ISBN-13: 978-4797388503
  • 発売日: 2018/2/6