【読書の記録1】
26ページまで読むつもりが、11ページで力尽きた…。
もともと日本語の本も読むのが遅いから、外国語だとより一層ツライ。。。ツライ。。。
途中までの感想文。
冷静に考えると、当たり前のことが書いてあるんだけど、確かに思い返してみると、例えば地震だと同じ震度だったり、台風だと同じ気圧だったりしても、その時やその場所に応じて被害の大きさって違う。
地球の表面には、山があったり、谷があったり、人が住んでいたり、あんまり住んでいなかったり、木造の家に住んでいたり、頑丈な建物の中にいたり、裏に崩れそうなかけがあったり、まぁいろいろだよね。
崖の下に住んでいる人は、きっと好き好んでそこに住んでいると言うわけでもないかもしれず、何らかの事情でそこに住んでいて、自分でわかってて選んだかもしれないし、何かの力に誘導されたかもしれないし、わからないけれど、1つ確実に言えるのは、台風が来た時や、地震が起こったときに、頑丈な平野で暮らす人よりも、土砂崩れに合い命を危なくする可能性が、はるかに高い。
この本の初めのほうに書いてあったけど、災害は人の生活を大きく変えるきっかけの出来事になって、それは例えば、お金持ちの人が災害にあって、無一文になって、貧困に転ずる事は…あんまりないけど稀にあって、一方で、貧困で困っている人は、災害の発生によって一発逆転で裕福になる…と言う事はなくて、むしろより一層貧困に転ずると言う。
全体として見ると、災害により人の暮らしが破壊されると、立て直すときに、いろんな対策も含めるから、回復した街は、以前とは少し違うだろうけれど、パワーアップした街になる。でも、それは、回復をする単位全体を見て、その全体的な評価をした結果、パワーアップと言うことになるんだろうけれど、そこに生きる人々一人ひとりに目を向けたとき、以前の苦労の多い生活に輪をかけて苦労が多くなっている人が、きっといる。
大変になったときに、大きな声を出すのは難しいだろう。
諦めたり、人の目を気にしたり、プライドを守ろうとしたり、言ったけど、届かずに疲れ切ってしまったり、多分いろいろあって、黙ってうずくまってしまうこともあると思う。
ノースリッジの地震からだと31年で、アメリカでの出来事がどうなっているのかは、アメリカに行ったことすらないのでよくわからないけれど、阪神淡路大震災から30年の今年、ぱっと見た感じは復興したように見える神戸の街は、本当に復興しているんだろうか?
人間は毎年毎年歳をとり、最後はこの世からいなくなるけれど、30年も経てば、その時60歳だった人は90歳になり、多くの方があの時生き延びたけれども、その後人生の最後を迎えたと言うことも多くなるだろう。
おそらく、中には、街の景観としては復興していく中で、個人の気持ちや生活は置き去りにされてきた人もいて、もしかしたらそんなことを他の人に全く伝えられずに、人生を終えた人もいるだろう。
ちなみに、地震のマグニチュードと、人の命が失われた数は、比例したりするわけではない。統計的に見ると、ざっくり言うとそんな感じ。そして統計で見ると、マグニチュードが大きいのになくなった人が少ないねと言いながら、その差が生まれた社会的または地理的な背景を探るんだろうけれど、被害が小さかった方の出来事について、被害が小さから良かったと言う話ではなく、そこに亡くなった人が1人でも計上されているなら、その周りに何名か何十名かの悲しむ人がいて、その人たちにとっては、良くも何もないと言うことだと思う。
今、私の家の中には、100冊ぐらい災害関係の本が並んでいる。
たくさんの本によって、大きなものの見方ができるようにはなるだろうけど、私の仕事の専門性を考えると、そのものの見方に慣れてしまわないようにしないといけないなとも思う。
悲しさも、嬉しさも、個人が中に抱えている。
今年1年、すべての人が1つでもたくさん、良かったな、楽しいな、幸せだな、と思う暮らしをしてほしい。
それをサポートしていける社会福祉士でありたいと思う。
感想文終わり。
一つの章が読めたら、概要をまとめようと思うが、いつになるんだろう…。
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『The Northridge Earthquake: Vulnerability and Disaster』
Robert Bolin (著), Lois Stanford (著)
出版社 : Routledge; 第1版 (1998/9/24)
発売日 : 1998/9/24
言語 : 英語
ハードカバー : 264ページ
ISBN-10 : 0415178975
ISBN-13 : 978-0415178976