こんばんは・おはようございます。
夕食後に仮眠を取り、深夜に起きてきて、ちょこっと仕事。
フリーランスだと、自由な働き方ができますが、それを健康的なものにするのか、そうでないものにするのかも、どれほどの量を働くのかも、どんな働き方をするのかも自分次第。
いいこともありますし、辛いところもありますね。
さて。
日本では、以前は精神科病院に、とても長い間入院し続けていることは珍しくありませんでした。
最近では「地域移行」という言葉は、障害者福祉の業界では知られていて、長い入院生活から地域での生活に移ることをサポートする団体もあります。
病院という非”生活の場”で暮らすのではなく、社会の中で生活をしましょう!という意識を、福祉の業界だけでなく、社会全体で共有することは、大切なことだと思います。
一方で、とても長い間入院していると、突然の地域移行はきっと困惑することが多いとおもいます。
日頃、日々を日本の社会の中で暮らしていると激変に驚くことは、そう多くはないです。
久しぶりに訪れた町が開発され、驚くことはありますが。ちなみに、大阪駅周辺が数年前に激変したのは驚きました。
でも、世の中のさまざまな仕組みは、時々目新しさを伴って登場します。
1981年、無人で動く、ポートライナーの登場は斬新でした。ポートライナーとは、神戸市三宮と神戸の南にある人工島ポートアイランドを結ぶ電車です。無人なので、運転席があるところに運転席はなく、先頭車両や最後尾車両の先端の窓からの眺めは、子どもたちだけでなく、大人の私でも興味を持てます。
いつからか、改札口には切符を切る人はいなくなり、チケットを通す改札になり、その後、ピッとタッチする改札に代わりました。
コンビニはものすごくたくさんできていますが、支払いは、最近ではピッとカードをかざすだけになりました。
変化と言えば、電話。ダイヤルを回して手をとめてため息をつくような方式の電話はなくなり、公衆電話もほとんど見なくなり、代わりに多くの人が、スマホを持つようになりました。まだまだ、二つ折りの携帯もありますが、実際はその二つ折りの携帯の中身は大きく変化しているようで、見える部分、見えない部分の、技術革新は進んでいます。
病院の仕組みも、基本的にはお医者さんに会い、検査を受けて、診断してもらい、薬をもらうという流れには変わりはないのですが、検査に使う道具や設備、できる検査、その精度は、日に日に進化しているようです。そういえば昔は治りにくかった病気も、今では治療できるということも増えてきました。
家の中。キッチンではIHのレンジを使っている家庭も多いと思います。いろんなものが自動化されました。昭和のころと比べると、得体のしれない道具がたくさん並んでいます。掃除道具も、床を丸いロボットが勝手に動き回っていて掃除をしてくれたり。テレビは、すごく薄く、すごく大きなものになりました。
そして、PC類。スマホに、タブレット。家の中ではWiFiでつながった様々なものがあり、手紙ではなく電子メール(懐かしい言い方ですね、電子メール。最近は単にメールって呼ぶことが増えました)でやり取りできます。写真や動画も簡単に写せ、それをSNSで共有し、見知らぬ人にも読んだり見たりしてもらえる時代です。自分からの発信が、昔とは比べ物にならないほど容易になりました。
20年前を振り返ると、平成の中期ですが、バブル経済は終わってますが、インターネットが登場し、家庭にPCがもたらされ・・・という時代でした。
さらに、その20年前を振り返ると、昭和50年代ですが、まだまだ近所づきあいが濃い時代で、電話は家のなかの黒電話が主流で、コンピュータ関連では、マイコンという言葉が知られ始めていたころでしょうか。
何らかの理由で、長期にわたり社会生活から離れていた人が、地域社会のなかで生活を再開する場合、以前の社会の在り方から、今の社会の在り方を理解し、慣れるまでにはそれなりに時間がかかるように思います。
とくに、デジタルネイティブと呼ばれる今の世代には、ICT機器は簡単に直感的に操作できても、それ以前の世代にとっては、その概念の獲得もちょっと根気よく練習や経験をしなければならないかもしれません。
今の世の中は、とても移り変わりが速いですし。覚える事も多いでしょう。
でも、とても長い入院生活から、当初は当然いろんなサポートを受けて、地域社会で暮らし始めることはいいことだと思います。
病院で出てくる決まった時間の決まった食事ではなく、自分で朝ご飯、昼ご飯、晩ご飯を選ぶことも、一日の生活のさまざまなすべても、自分の意思で決めることができるのは、時にしんどさにもなりますが、でも、自由があります。
自由な生活の責任は、自分にかかってきますが、でも、どこでどう過ごすのであれ、自分に関する選択は誰がしようと自分にかかってくるものです。
そうであれば、私は、自分で選べる自由があるのなら、自分で選びたいですし、自分で選べる自由を選びたいと思います。
というわけで、できる限り、自由を尊重するスタイルで、仕事を続けていきたいなと思います。
夜中にブログを書くと、つらつらと本当に独り言のような長文になってしまった…。
ここまでお読みいただいた方、ありがとうございます。
土曜日です。良い週末になりますように。
◆国試豆知識◆
成年後見制度の法定後見の類型は成年後見・保佐・補助の3類型。
類型の決定は、医師による診断書に記載されている内容と、家庭裁判所の調査により、家庭裁判所が最終的には決定しますよ。その過程で、診断書の内容と、本人の調査の結果によっては、鑑定が行われる場合があります。ちなみに、類型は3つで、それぞれに、同意権・代理権の付与される範囲が異なっていますが、成年後見制度はある意味”人の権利を制限してしまう”制度なので、やはり、本人の状態に合わせた類型の選択は大切なものです。
ではまた。